組合・企業インタビュー
※池崎喜八郎氏の”崎”の字は、実際は下記画像による文字で表示している通りですが、機種依存文字であるため、記事テキストは便宜上”崎”で代用しております。
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鹿児島県木材銘木市場協同組合 専務理事 池崎喜八郎 氏
組合の沿革を教えてください
「当組合の前身は,昭和22年6月に設立された鹿児島県銘木林産組合であり,協同組合法の施行により昭和24年12月に鹿児島県銘木事業(協)に改組されました。
昭和31年9月には鹿児島県木材市場(協)と合併し,現在の鹿児島県木材銘木市場(協)となりました。
設立当初は城南町にありましたが,昭和44年2月に東開町に木材団地が造成されたことにより,現在の場所に移転しました。また,昭和54年8月には,鹿屋市南町に大隅市場を開設。県下で最も古い,伝統ある木材市場となっています。」
組合ではどのような事業を行っていますか?
「当組合は,国産材専門の市場を経営しています。素材や製品の市売りが中心で,特に屋久杉の土埋木や各森林管理署から出品される銘木類の委託販売も行っています。屋久杉については,全国で唯一の委託販売市場で,年2回開催される銘木市には九州各県からはもとより,遠く関東地方からもお客様がいらっしゃいます。
素材市は東開町市場で1840回,大隅市場で670回,製品市は1550回,銘木市は218回を数えています。
様々なニーズに応えながら,良質材を公正適切な価格で販売するのがモットーで,最近では地球温暖化防止の観点からも,森林整備につながる間伐材中心の市売りに努力しています。」
業界の状況はどうなっていますか?
「平成元年の木造住宅着工数は72万戸,平成17年には54万戸と,減少しています。また,安い外国産木材の影響で,国産材の自給率は20%前後まで落ち込んでいます。
しかし,最近中国の需要増や船賃の高騰で外材価格が上昇に転じ,国産材にも努力次第では価格競争に勝てる見通しが出てきました。
さらに,平成18年度から,国の指導で新生産システム構想が進められており,山元における生産コストの削減,加工施設の大型化によるコスト削減等の努力が続けられています。また,原木の安定供給も重要な課題であり,県森連を中心に原木安定供給協議会を立ち上げ,供給可能量の把握,生産情報の一元化,情報伝達の迅速化に走り出したところです。」
最後に
「木材の適切な活用は森林の整備につながり,それは地球温暖化防止にもつながります。
例えば,自家用車一台分の年間二酸化炭素排出量は,スギ160本分の二酸化炭素吸収量に匹敵します。森林全体の年間吸収量は約一億トンで,自動車が排出する全体量の70%に相当します。
マイホームをお考えの方は,ぜひ木の家で健康的・快適な生活をご検討ください。ひいてはそれが地球温暖化防止にも役立ちます。木材の利用拡大にご協力ください。」
トピック
取材に訪れた日は,ちょうど年に2回行われる屋久杉を取り扱う「銘木市」の日でした。あいにくの曇り空でしたが,多くの人が集まり,活気のある掛け声とともに次々と屋久杉が競り落とされていきました。
質の高いものは1本で100万円を超えるものもあり,それらはテーブルや置物,床柱,中には仏壇に加工されるものもあるそうです。

| 代表理事 | 柴立 鉄彦 |
|---|---|
| 所在地 | 鹿児島市東開町3-35 |
| 会員組合数 | 190人 |
| 出資金 | 62,500,000円 |
